公開: 2024年3月20日
更新: 2024年3月20日
国連の下部機関の一つで、主として経済発展に関係する問題についてょ調査・研究を実施しているOECD(経済開発機構)は、加盟国を対象にして、それらの国々における義務教育の実態を調査する目的で、PISA標準試験を、定期的に実施しています。
PISAの標準試験では、小学校卒業程度、中学校卒業程度の人々を対象に、言語を使う能力の試験と、数値を扱う計算能力の2つの能力を調査しています。日本で言えば、国語力と算数の能力です。最近の試験の結果で言えば、日本の教育は、常に上位に位置しています。
ただ、日本の生徒たちは、国語も算数も、定型的な問題に対する正答率は、世界のトップクラスですが、非定型な文章問題や記述回答方式の問題に対する正答率は、西洋諸国の生徒たちの正答率よりも低くなる傾向が指摘されています。これは、日本の学校教育の弱点が現れていると考えられています。